「高校を卒業しても、大学に行っても、社会人になっても…」 「シュウちゃん?」 顔を真っ赤にしてる…。 「オレは、杏と一緒にいたいのに、お前は違うのかよ?」 何か言わなきゃ…。 と、思った時だった。 ん? 何か、手に当たる? 違和感を感じて、手を見たら…。 「く、蜘蛛!いや~!!」 「うわっ」 驚いた弾みで、シュウちゃんを押し、そのまま二人とも、倒れ込んでしまった。