「ホントに分かんねぇのか?」 シュウちゃんに連れて行かれるまま、気が付いたら、屋上に来ていた。 「結菜と、純也くん…?」 「おっ、さすがに杏でも、分かるよな~?」 顔をパッと明るくして、シュウちゃんはテンションを上げた。 「まさか、あの二人何かあるの?」 「純也はね、結菜ちゃんが好きなんだよ。結菜ちゃんも多分…」 「ええ~!!」