野外活動を思い出させる夜空が、私を少しだけ大胆にさせる。 「シュウちゃん…」 少し汗ばむシュウちゃんの体に、顔を埋める。 「杏、どうしたんだよ?」 「どうもしない…」 やめろよとか、言われるかな? そんな、ちょっとドキドキを感じていると、シュウちゃんは私を抱きしめてくれた。 「シュウちゃん、優しいね…」