「もう、とろけそう~」 「はいはい、良かったね」 この右手、今日は洗いたくないなぁ。 呆れてため息をつく結菜を、私は軽く睨む。 「ところで結菜、本当に委員の仕事があったの?」 「えっ!?」 「ねえ、まさか、私に気を遣ったとかじゃないよね?」 「ううん!そんなんじゃないよ!」