「座れよ、杏」 「あっ、うん」 気が付いたら、シュウちゃんは芝生の上に座っている。 ゆっくり、隣に座ると、思った以上に、シュウちゃんに近付いてしまった。 か、肩が当たってる! 引っつき過ぎた!? ドキドキも最高潮の中、動くに動けない私は、シュウちゃんの隣で、夜空を見上げた。