私は必死で先輩を探した。 「…いた。」 先輩は沈む夕陽を見ていた。 「先輩…。」 足音で気付いたのか先輩は私を見た。 「真保…。どうした?」 先輩は寂しそうな笑顔で笑っていた。 「…………。先輩。 私…先輩のこと大好きです。 凄く! 先輩のこと… 愛してる。 世界で一番。 一回だけ、先輩後輩じゃなくて、彼氏彼女になりたい。」