首へ、 肩へ、 そして……。 ビクンッ! 俺の手が、胸をかすめたとき、それまでじっとしていた栞が、体を震わせ、パッと身を引いた。 おびえたように目を見開いて、俺を見る栞。 あ、ヤベェ! あわてて、栞の体から手を離す。 つい、気持ちのままに突っ走っちまった。