うわ、優等生ふたりが真剣な表情で額を合わせて、ちょっと大げさじゃない? でも、私が大輔くんに口を押さえられてる間に、ふたりの間では、淡々とそんな会話が進んで……。 ぷはぁーーー。 綾音との話が終わると、やっと大輔くんは私の口から手を離してくれた。 「じゃ、私はお先に。 またね、栞」 「あ、うん、バイバイ」 綾音を見送り、大輔くんを見あげると、なんだか難しい顔。 うわぁ、綾音のさっきの話、そんなに深刻に受け取らなくてもいいのに。