冗談だって。 さすがに俺も、今から行くのはちょっとムリだって、わかってるよ。 第一、栞んちの親が、こんな夜中に男と会うのを許すわけないだろ? でも……。 栞が会いたいって言うんなら、いつでもどこでも、駆けつけるてやる。 そう思ってるのは、ホント。 俺だって、24時間、いつでも栞のそばにいたいんだ。 『なぁ、栞』 『ん? なぁに?』