ひょっとして、今回も同じパターン? と思って大輔くんを見あげると。 「栞」 しごくマジメな顔で見下ろされた。 「なに?」 「今日はさ、栞を紹介したいと思って、連れてきたんだ」 「紹介?」 誰に? 視線でそう問いかけると。 「……親父」 親父!? それって、つまり……。