「どう? うまい?」 自分が作ったわけでもないのに、そんなことを聞いてくる。 しかたなくコクリとうなずくと、満足そうに微笑み、私のかじった残りを、自分の口に入れた。 うわっ、大輔くん、それって! 今さら、間接キスとか、いやホント、今さらなんだけど、でも。 ……照れる。 耳が熱くなるのを感じていると、大輔くんは、チョコレートのついた親指と人差し指の指先を舐めはじめた。 大輔くんは、なにげなくそうしているようだけど……。