『遅くなってゴメンな。 センセーとちょっと、進路の話になってさ』 『あぁ、そっか、もうすぐ3年だもんね』 『うん。あのさ、栞は、北山学園大学に進むんだろ?』 『うん、そのつもりだよ』 ほら、やっぱりそうだった。 『だよな。学部とか、もう決めた?』 できれば、俺と同じ文学部系ならいいなぁと期待しながら返事を待っていると。 『うーん、まだはっきりとは決めてないんだけど、本を読むのが好きだから、日本文学科とか、いいかなーって考えてる』