私だって、以前は金髪王子って呼んで、目で追ってた人だから、初めて大輔くんに会った森さんが興奮する気持ちも、わからなくもない。 でも、ちょっぴり複雑だな……。 「えーっと、今日は、ちょっと質問があって来たんですけど……、そろそろいいですか?」 しびれを切らしたらしい大輔くんが、本題に入ろうと口火を切った。 「あ、ごめんなさい。 はい、どうぞ」 森さんは、姿勢と表情を改め、大輔くんに向き直る。 すると大輔くんが、私にアイコンタクトを送ってきた。 それに小さくうなずいて、私は口を開いた。