「ええっ、ウソ!」 驚く栞に、笑って首を振った。 「ウソじゃない、ホント。 男のくせに、ひんぱんに連絡しすぎて、栞に嫌われたらヤダなぁって思って、3回に1回くらい、連絡するのガマンしてたくらいだから」 「えっ、そうなの?」 「あぁ。 俺、栞が思ってるよりずっと、栞にめちゃくちゃ惚れてるから」 「そんな……」 赤くなって照れてる栞、すげぇ、かわいい。 「さっき栞、自分の方が好き過ぎてバランスが悪いって言ったけど、あれ、そのまま、俺の気持ちだから」 「えっ……」