「えっ……」 とっさに大輔くんを見ると、高部先生の声が聞こえてたみたいで、顔を赤くして、向こうを向いてしまった。 ウソ……。 私まで、顔が熱くなる。 私が北山学園に希望を変えたら、大輔くん、喜んでくれるの? もうずっと、教室でもちゃんとしゃべってなくて、 もう私たち、ダメかもって思ったこともあったけど。 でも、今日だって、私のために駆けつけてくれたし。 まだ、希望を持っててもいいってこと? そうだよね、村上先輩のこと、怒って殴ってくれたくらいだし。