村上先輩を連れた一行が見えなくなると、ざわついていた学食に、また静けさが戻った。 大輔くんも暴れるのをやめた。 高部先生が解放すると、大輔くんは、床にへたり込んだままの私の前にしゃがみこんできた。 「栞、大丈夫か?」 心配そうな表情の大輔くんに、コクンとうなずいたけど。 「…………」 高部先生に続いて、大輔くんまで現れて……。 いったい、なにがどうなってるの? 大輔くんに助け起こされながらも、私は狐につままれたような気分。