2階があったのか。 肩で息をしているセンセーを振り切って、階段を駆け上がる。 こっちも広い。 見渡す限り、カラフルなテーブルとイスが並んでいる。 俺は栞の姿を探して左右をぐるっと見回す。 どこだ? 栞? まだいてくれよ? 左の方がせまく、そっちにはいないようだ。 キョロキョロしながら、俺はフロアの右奥へ進んでいった。 だが、一番端まで探しても、栞はいなかった。