『おう、どーした?』 電話の相手は、高部センセー。 『センセー、今どこ?』 『あ? まだ大学だけど?』 『よかった。 俺、今、聖慶大の正門前にいるんだけど、助けてもらえないかな?』 俺はことの経緯を早口で説明した。 『……わかった。 文学部哲学科の村上だな? まず、栞の写メを送ってくれ』 『わかった、すぐに送る。 そのあと、俺はどこに行ったらいい?』