すると、先輩が横の建物を指さす。 「そこ、学食なんだけどさ、コーヒー飲みたいから、付き合ってくれる?」 「あ、はい、わかりました」 私はうなずいた。 でも、ふと、隣に見えた時計棟に目をやると、もう5時過ぎ。 暗くなる前に帰ろうと思ってたんだけどなぁ。 でも、案内してもらってるくせに、早く帰りたいからさっさと回りましょう、なんて言えないし。 コーヒー一杯くらいなら、そんなに時間かからないよね? 私はそう心の中で考えながら、先輩のあとについて学食に向かった。