でも、もうずっと、大輔くんとはちゃんとした会話してないし、言いづらいな。
どうしよう……。
教室に戻った私は、席を外している大輔くんの机を見て、こっそりため息をついた。
綾音がトイレに行くと席を立ったのと入れ違いに、大輔くんが教室に戻ってきた。
綾音に釘を刺されたし、大輔くんに言っておかないとな。
姿を目で追っていると、大輔くんは、友達に捕まって、おしゃべりを始めた。
今は話しかけづらいから、あとで言えばいいか。
そうこうする間に、午後の授業が始まってしまい、結局、昼休みには話しかけられなかった。


