液晶画面を見つめて考えこんでいると、綾音が声をかけてきた。 「どうしたの?」 「うん……」 綾音なら村上先輩を知っているし、相談してみようか。 そう思い、昨日、偶然村上先輩に会ったことを話すと……。 「栞、村上先輩には気をつけなって、前に言ったよね? ふたりきりで大学見学なんて、絶対ダメだよ」 顔をしかめた綾音に、叱られてしまった。 「えー、先輩は親切で誘ってくれただけだと思うよ。 それに、大学図書館、見てみたいし……」