栞は、固い表情ながらも、うなずいて了承してくれた。 よしっ! まずは、第一関門突破! とにかく、詳しく話を聞こう。 俺の進路をどうするかは、それからだ……。 「栞、司書になりたいんだ?」 帰り道、少し距離をとって栞の隣を歩きながら、優しく話しかける。 栞の右側を歩くのは、いつ振りだっけ? たったそれだけのことが、すげぇうれしい。 俺、かなり重症だな。