「どうして、北山学園大じゃなくて、聖慶を受けることにしたの? 外部受験って大変じゃない?」 俺も知りたい! すると、栞が答えた。 「あのね、将来、司書になりたいと思って、図書館情報科に行こうって決めたんだけど、北山学園大には図書館情報科がないの。 それで、うちから通えるところで探したら、聖慶だけで……」 「ふぅん、そうなんだ」 菊地がうなずく一方、大野は感心している。 「へぇー、栞すごいねー、もう将来の仕事決めてるんだ! えらすぎる~」 「え、そんなことないよ……」