そのとき、大輔くんの手が、私の背中を、すぅっとなでおろした。 「いやぁぁっ!」 気付いたときには、ドンッと、思いきり大輔くんを突き飛ばしていた。 驚いた表情で、私を見つめる大輔くん。 「ご、ごめんなさいっ!」 ど、どうしよう? でも、どうすることもできず、 私はカバンをつかんで、逃げるように家へ走って帰ってしまった。