ううっ、もうムリ! 笑い転げている男子の後ろを通って、教室を出る。 「栞!?」 綾音の声が後ろに聞こえたけど、私は口を押さえ、早足で廊下を進んだ。 「あれ? 栞、もうすぐ授業……」 廊下で大輔くんともすれ違ったけど、今はそれどころじゃない。 もうダメ、吐きそうっ! トイレに駆け込んだ。