今まで、将来の職業のことって、あまりちゃんと考えたことなかった。 なんとなく、大学を卒業したら、どこかの企業に就職して、OLさんになるんだろうなって思ってただけで。 そんなことを考えていると、森さんは、たたみかけてきた。 「栞ちゃん、図書室の仕事、なんでもしっかりこなせるし、 なにより、栞ちゃんの持ってる柔らかい雰囲気が、司書に向いてると思うのよねー」 「えー、そんなこと」 私なんかより、森さんの方がずっと、いやし系だよー。