1年生が本棚へ向かうと、森さんは隣のイスに座って、小声で話しかけてきた。 「さすがねぇ。 てきぱき説明して、栞ちゃん、ホント、頼りになるわ~」 「いえ、そんな……」 「ううん、ホントに。 それに、栞ちゃん、図書室の仕事、嫌いじゃないでしょ?」 「あぁ、はい」 「その、好きっていう気持ちが仕事にも表れてて、栞ちゃんになら、安心してカウンター、任せられるのよねー」 「え、そうですか? ありがとうございます」 そんな風に言われると、ちょっと照れちゃう。