金髪王子2



「栞……」




耳のすぐそばで、私を呼ぶ大輔くんの声。


わわわ、どうしよう……。


ドキドキ心臓がうるさい。


大輔くんに聞こえちゃわないよね?


大輔くんの息づかいを頬に感じ、視線を向けると、

もう目の前に端整な顔があって、ますます鼓動が速くなる。


そっと目を閉じると、唇に、柔らかくて温かい感触……。