だって、綾音と1コ上の堀川先輩は、中学の時から、もう3年以上付き合っていたはず。 堀川先輩は、管弦楽部の先輩でもあるし、別れただなんて、聞き捨てならないもの。 綾音は、諦めたように、フゥーとため息をひとつついて、話し出した。 「別れたのはホント。 2週間くらい前かな。 春休み中に、私の方から切り出したの」 「なんで?」 礼奈が身を乗り出した。 私もつられて、少し体を前に出す。 綾音は、周りを見回し、声をひそめて答えた。