後ろの扉から中をのぞくと、廊下側から2列目の一番前の席に、見慣れた後ろ姿。 つい、頬がゆるむ。 「栞」 近づいていって背後から名前を呼び、髪をクシャッとなでる。 俺が顔をのぞきこむと、栞はにっこり微笑み返してきた。 「大輔くん! また同じクラスだね」 「あぁ」 「それにね、大輔くんの席、ここなんだよ?」 栞が、うれしそうに自分の左隣を指す。