「部活の打ち上げの方が大事?」 悲しげな表情を作ってたたみかけると、栞は数秒俺を見つめたあと、 意を決したように口を引き結び、「ちょっと待ってて」と菊地の方へ。 ふたりで何やら相談して、すぐに俺のもとへ戻ってきた栞は、照れくさそうに微笑んだ。 「部活の方、綾音に頼んで、断ることにしたから」 よしっ! 菊地を見やると、ウインクしてよこした。 今度のことでは、菊地にずいぶん借りができたな。 今度、なにかおごらねぇと。