―――入学式後
『気に食わない』
「え〜何が〜?
私はすっごくいいと思う」
不満たらたらの沖田と珠樹に比べ、奏は始終ご機嫌だ。
何故かというと、学校につきものと言えばクラス分けだ。
沖田、珠樹が1―A。
奏、山崎が1―B。
斎藤、藤堂が1―С。
ゆえに、A組は不満が爆発しているというわけだ。
「いやー、先生も分かってるじゃん。
綺麗に見事に3つ」
『何で僕がこいつ(彼)と!?』
「文句言ったって始まんないよ。
さっ、行こ。烝」
「あぁ」
山崎は奏にグイグイと手を引かれ、前のめりになりながら連れていかれた。
『――――殺す殺す殺す』
「―――――……一君
俺、あいつらならやりかねないと思う」
「山崎君ならうまくやるだろう。
俺達もいくぞ、平助」
「あ、うん」
周囲に殺気を撒き散らし、不穏な空気にしている張本人達を残し、二人も校舎の中へ入っていった。
そんな様子を少し離れている所で見ていた土方は、重い重い重すぎるため息をついていた。



