「………私達が勝った場合、あなたの処遇は?」
「ご自由に」
「その言葉、忘れないで下さいね?」
言質はとった。
奏と彼方をみんなが敵を相手にしながらちらりと視線を向ける。
「……一つ聞くけど、今回のこと、全部君の仕業?」
「さぁ?どうだろうね」
レオンの唐突な質問に、彼方はただ曖昧に笑った。
「じゃあ、僕は退散するよ」
そして去り際に…
「さっきの答え。奏や珠樹、沖田君なら知ってるんじゃないかな?」
意味深なことを言い残し、煙のように掻き消えた。
私達は知っている?
どういうこと?
「奏。考えるのは後。先に倒して」
「はい」
下ろしていた刀を再び握り直し、奏は戦いに興じた。
数は多かれど、質はあまり良くない。
片やこちらは戦闘部隊。
ものの数分もかからなかった。
カミーユやミエが時間をかけて相手をしているのを、レオンに魔性の笑みを見せてさっさと終わらせるのもいつものことだ。



