誠-変わらぬ想いの果て-




《ずっといっしょよ?》




思えば、この言葉が叶られたことなど、自分の記憶の中にありはしない。


珠樹の時も、両親の時も、“あの人”の時も、近藤達の時も、そして今も。


結局、永遠なんて代物はこの世に存在しない。


変わって欲しくないモノまで変わってしまう。


所詮、自分の考えを押しつけているに過ぎなかったのだ。


ずっと傍に、などと、自分の内面の黒さを押し隠して。


本当は、ただ自分が孤独になるのを恐れて。


相手が頷いたのを見て、満足して。


結局得られたのは、その場限りの満足感でしかなくて。




あぁ。


一人はやっぱり嫌。


どうしても、自分に都合のいい考えばかりを考えてしまう。




…………傍にいさせてもらえないなら、いっそ…。




少女一人の言葉に、なにもそこまで、と考える者もいるだろう。


では問おう。


自分が深い闇の深渕にいて、急に光が差し込んできたら。


思い詰める程の想いを、真に理解してくれる人が現れたら。


そんな存在を、すぐに自分から切り離せるだろうか。


否。


一瞬でも切り離そうと思うだろうか。