「よし、終わり。ほら」
二人に鏡を見せ、化粧直し後の自分の顔を見せた。
明らかな差に、二人は目をパチパチとしばたかせた。
「そこの男達を自分達の元に留めておきたくば、心根を入れ替えることね」
『っ!!!!』
奏が耳元でささやいた言葉に、二人は言葉を失った。
奏は響とあづさの化粧をしている間にどんどんさらに可愛くなっていく二人を熱に浮かされたように見入る男達を見る様子に、感づいていた。
どこまでも他人の色恋には敏感な奏である。
「さ、もう手をどけてあげてください」
沖田と珠樹に手をどけさせた。
男達が目を開けた先には、先程までとはうって変わった女達であった。
それにしばし呆気にとられていた。
それを見た奏は化粧道具をさっさと片付け、立ち上がった。
「さて、もうそろそろ澪ちゃんのプレゼント探しを再開しましょうかね」
「え!!?」
「この格好で行くの!!?」
響とあづさが同時に声をあげた。



