「どう?これでもまだ、あなた達の言うイマイチかしら?」
奏が未だに口をぽかんとさせている若者達に尋ねた。
首を一斉に振り、またぽかんと見惚れる。
どこかの有名ファッション雑誌にモデルとして載っていても、何の遜色も見られないものだ。
「そう。あなた達の口振りからして、他にもたくさん言ってきたんでしょうね?でもそれって馬鹿らしいと思わない?女の子はみんな綺麗になれる。皮一枚剥げば皆同じ骨。結局は中身。どんなに可愛くたって、性格悪ければすぐにさようなら、性格良ければ自然と集まってくるもの。私が言ってる意味が分かったら、もうそんなこと言わないことね。でなければ、いつかあなた達にも同じように降りかかってくるわよ?」
奏はちらりと女二人に目配せした。
すると二人は顔を俯け、押し黙った。
十分反省しているみたいだし、よしとしよう。
沖田さんや珠樹からも色々と言われたみたいだし。



