誠-変わらぬ想いの果て-




「レ、レオンさん?」


「ん?」


「えっと……何を…」




響は困惑げに尋ねた。




「何って、髪を下ろして、サイドに少し分けた髪でお団子作ろうと思って」




そう言うが早いか、レオンは手早くまとめ上げ、ピンもなしにお団子を完成させてしまった。


髪紐は長かったので、リボン結びをして、垂らしてある。




「はい、動かないで」


「えっ!!!」




響がぎょっとしたのも当然。


レオンの手には、永倉の携帯が握られ、今しがた、ピロリン、と可愛らしい電子音がした。




「レ、レオンさんっ!!何してっ!!」


「まぁ、落ち着きなよ。君の愛しの彼を呼び出してあげたんだから」


「い、愛しっ!!」




響はレオンから携帯を受け取り、送信ボックスを見た。


きちんと写メになっており、差出人は………うん。


響の声にならない悲鳴が飛んだ。