誠-変わらぬ想いの果て-




「誰がイマイチだって?」


「ちょっ、ヤバッ!!」


「聞こえてた!!」




んなことはどうでもいい。


さっさと言わねぇか。




「…………響、あづさ」




奏は二人を手招いた。


二人は不思議そうにしながら奏の元へと駆け寄った。




「あぁー。奏の趣味が分かるな」


「あぁ。ありゃ、二人とも小動物系だ」




そう、ハムスターとか、ウサギとか。


母性本能がくすぐられるような者に、奏は極端に弱かった。




「何ですか?」


「今から二人を私が直々に綺麗にしてあげる。……今の発言、そっくりそのままあんた達に返してやるよ。珠樹!!」


「分かった。彼らが逃げないように見張っとくよ」




奏は満足したのか、二人を引っ張って化粧品店へと行った。


後に残された者は、何やら面白くなったと、誰も去る者はいなくなった。


カフェの店員もこの機を逃さず、飲み物などをどんどん売り込んでいった。