「あぁ………私の平穏なティータイムが…」
「奏?この人達と知り合い?」
カフェの前にできた人だかりの中から、あづさが何とか抜け出てきた。
レオン達を見て、一瞬動きを止め、恐る恐る尋ねてきた。
「そう。私の知り合い」
「どうも」
レオンがニコリと微笑むと、カフェの中だけでなく、外からも黄色い悲鳴が飛ぶ。
だからこの人達といるのは嫌なんだ。
平助達もまだ来てないし。
「平助君達はどこですか?」
「ここ、ここっ!!」
「悪ぃ、通してくれるか?」
どうやら本人達のご到着のようだ。
いっそ感心すべきだろうか、見事に道ができた。
「おっ!!お前達もいたのか」
「買った買った!!」
「へぇ。買い込んだね」
ドンと音を立てて原田が紙袋を置いた。
いくら何でも買い込みすぎだろ。
そして、さらに外にいる人の数が増えた。
まったく不愉快極まりない。
私達は見世物小屋の珍獣か。



