「澪ちゃんも澪ちゃんで……鵺は話せるし、カミーユ…様が術をかけて仮の姿として猫にしてしまうしで。もう、とんでもない喜びようで」
「澪って意外とそういうの大丈夫なんだよな」
「そういえば、前に牛頭に抱っこされてたしね」
そういえば、そんなこともあったなぁ。
牛頭って…冥府の獄卒なのに。
「どんなのがいいのか分からなくなるね。ぬいぐるみとかは?」
「もう山のように」
「じゃあ、服は?服ならいくつあったっていいんじゃない?」
珠樹が宙を見て、軽く首を傾げた。
確かに服ならば何着でもいい。
これから暑くなって、着替えも多くなるだろう。
「そうだねぇ。ま、とにかく明日決めよ。で、誰がついてくるんですか?」
「行かない人は?」
沖田が確認し、誰も手をあげない。
普通行く人を聞かないだろうか。
「うん。みんな行くって」
「……このメンバーだったら顔知られてないからいいっか」
にこやかに笑う沖田に、ため息をこぼした奏だった。



