「あ、そうそう!!奏に似合いそうな服があったのよ!!」
「……服ですか?今じゃなくとも」
奏はいたって常識的なことを言ったが、ミエに常識は通じない。
ルンルンとそれを取りに行った。
「手、出して」
「え?」
「君の血がいるんだよ。だから早く」
「はい」
こちらでは、レオンが淡々と準備を進めていた。
ということは……。
「お前は元老院に戻って書類の整理でもしてたらどうだ?」
「君こそ、罪人達の見回りでもしに帰ったら?」
「お二方とも、ここで喧嘩はあかん!!あかんで!?」
秋津が必死に口論から始まる喧嘩を仲裁しようとしていた。
「服ってどんなのだろうね。可愛いやつが見たいなぁ」
「沖田さん、顔近いですよ。それに、可愛いのなんか似合いませんて」
沖田が奏の肩に手を絡ませ、つまり定位置に落ち着いた。



