誠-変わらぬ想いの果て-




「もしもし?私。…そう。出雲にある屋敷使うから。……うん。結界解くから。……ううん。いい。…うん。じゃ」




パタン




「ミエ様、携帯お持ちになっていたんですか?」


「ん。ついこの間ね。知り合いが持ってたのを見て、欲しくなっちゃって。奏は?」


「一応高校に潜入してるので、持ってますけど。みんなも、それで元老院に入れるようにしてますから」




奏とは違い、正規の元老院の役人ではない沖田達に門を開閉することはできない。


ゆえに、携帯で電話をかけ、門を開閉してもらうのだ。




「前から思ってんだよ。何で、電波が繋がるんだ?」


「人間に遅れをとるわけないでしょ?詳しくは知らないけど」




確かに謎だ。


電気は元老院が遥かに早かったので、第二課の開発部が負けん気を起こしたのだろうか。




「話が大分それているんだが」


「あ、そうだった」




さすがは斎藤。


脱線しまくりの会話を軌道を戻させた。