しかも始末書。
セレイルが言うには束らしい。
「それは全てこいつに」
「秋津?君、私を差し置いて何、楽しそうなことしているんだい?」
「せやかて、コリン様に言われたんですよぉ。秋津なら適任だって……えへへへへ」
「照れるな」
バシッ
奏の手が、秋津の頭を叩いた。
「まったく、ナルといい秋津といい……どうしてまったく空気を読まないのか」
「………………」
「どうしたんです?」
「あ、ううん。何でもないの」
「それにしても、ここ、空気最悪だね」
「はい。あのレオン様、浄化を」
「分かってるよ。まったく……余計な力を使うなんて」
明らかに話題転換が行われたが、同時に自然な成り行きでもあった。
なので、奏が深く問うことはなかった。



