「………ふぅ。第三課の人間がよく今まで手を出さずにいられたわね」
奏がふっと顔を上げ、電柱の上を見た。
つられてみんなも顔を上げると、そこには男が一人立っていた。
ニヤリと笑ったかと思うと、トンと地面に降りてきた。
「お久しぶりや、奏さん。仕方ないんよ、あの蛇神、うんともすんともせぇへんもん」
「何がもんだ。大体あんたがいるなら…」
「あ、俺、秋津(アキツ)いいます」
「話を聞け」
男、秋津は、奏の言葉を綺麗にシカトし、自己紹介をし始めた。
そして当然のごとく、奏に背中を殴打された。
「あぁぁん、もっとしてぇな!!」
「……………みんな、刀の錆にしてどうぞ」
忘れてた。
都槻さんと並ぶ第三課のある意味名物。
秋津のドMぶりを。
「か、奏?なんか、喜んでんだけど」
「うん。知ってる」
「ツッキーといい、こいつといい、第三課はどんな集まりなんだよ」
「元老院唯一の戦闘集団。ちなみに都槻さんは裏方だけど、こいつはバリバリの前線派だから」
「よろしく〜!!」
こんなんでも、一応強いっちゃ強いのだ。



