失恋オブリガード







崩れそうな文字


その上にポタポタと涙が滲む。




何ロマンチックなこと言ってんの



じゃあ龍平が幸せにしてよ



龍平が笑わせてよ。





君がいなくなることなんて、考えたこともなかった。








『もう、無理せんくても良いからな』





耳に残る、何かが終わったような言葉。




無理なんかしてないよ





そう伝える前に、途切れた電波。




私に君の大きすぎる優しさを受け止められる位の器があれば、未来は変わっていたのかな。




もう少し…ほんの少しだけお互いを嫌いになれたなら






こんな別れ方はしなかったかな







頭を過る君は、どれも笑顔で





貰った優しさと愛を、逃がさないように全身を抱き締めた。






幸せにしたかった






幸せにして欲しかったのに








幸せは手に入らなかった。







「無理してたのは…龍平の方だよ…」







君の大きな愛を




宝物を、失った。