「てか、待て!梓!!怪我!」 佐野が叫んで俺らはあ、と気付く。 「ちっ、気付かれたか…」 「気付かれたかじゃないよ!もう…まだ怪我から一週間も経って無いでしょ!?安静にしな」 珍しく佐野が水城を叱っていた。 「ちぇー見てたってつまんないし…」 卓球部では、怪我の場合は必ず見学しなければいけない。 水城は教科書を広げ眺めながら卓球も眺めていた。