佑「………私が、一番ほしいモノよ。それを、奈月さん、あなたは持ってるじゃない……」 「一番ほしいモノ?」 佑「……友達、よ……。あなたはそれを持ってるじゃない」 友達は、紗智は、モノじゃない。 紗智は、1人の人間で、あたしのたった1人の大切な親友で。 唯一無二の存在なの。 必要不可欠な人なの。 そんな大切な友達を、モノ扱いするなんて…… パンッと3発目のビンタが相原佑芽の頬にクリーンヒットした。 「……ざけんじゃねぇよ」 佑「え?」