「なーつーきーっ!終わったなら帰ろ!」 「りょーかーいっ!じゃあね、先輩'sとクソ男たち」 帰り道をプラプラしながら、紗智と歩く。 紗「奈月めっちゃ強かった!さすがあたしの親友」 「殴り合いとかなんもしてないじゃん」 紗「喧嘩じゃなくて、心が強かった!苗字馬鹿にされたときの目は狼だったよ(笑)」 「まぁ、それはあたってるわ(笑)」 だってあたし、松嶋の苗字だいすきだもの。 松嶋の苗字は、あたしの誇りだもの。 馬鹿にされたらあたしは獣になるわ。