いじめてたやつらと、クラスの担任、高校の校長はいじめがあったことを否定した。 そんな事実はない、と。 それを聞いたとき、あたしたち家族は何度も訴えた。 でも、学校の名誉を守るために、いじめの事実は消されてしまった。 そのことがあってから、当時高校1年生だったお兄ちゃんは先生になることを決めた。 もう二度とこんなことが起きないように。 小学1年生だったあたしは、ずっとずっと泣いてばかりで、現実を受け入れることを拒んだ。