「あ、蒼依っ!!もしよかったら明 日…「千依。帰るぞ」」 「また明日ねっ!!蒼依ッ!」 お兄ちゃんに半ば強引に 家へ連行される中 あたしは、 メアド聞いてない、とか、 高校聞いてない、とか… ……あ、でもあの制服、 平野第1だ…とか。 どんどん遠くなっていく蒼依を 眺めながらあたしは、 そんなことを考えていた。